2020年12月6日2時29分、オーストラリア上空において「はやぶさ2」再突入カプセルが大気圏に再突入し、火球が観測されました。

プレスセンターで流れたカプセル帰還の映像(Credit: JAXA)

喜ぶ管制室(Credit; JAXA)

2014年12月3日の打ち上げ以来、6年越しの帰還です。また、初代「はやぶさ」10年越しに実現した、2度目の小惑星サンプルリターンです。カプセルは無事に着地したとみられ、3時7分ごろに着地点の推定が終わったところです。(続報、カプセルは5時前に発見されました。)

この後の流れ

この後は推定結果に基づきヘリコプターが飛んで予想地点付近を撮影、持って帰って位置特定をし、夜明けを待って回収班が着陸地点に向かいます。

最も早いスケジュールの場合、カプセルは6日中に回収・洗浄・ガス簡易分析を終え、7日にオーストラリアを出発、8日に日本に帰ってくることになります。

日本へのカプセル輸送時には、現在オーストラリアにいる回収班のスタッフが付き添いますが、空港で日本にいるスタッフに引き渡した後にホテルで2週間の隔離に入るとのことです。

今回は初代「はやぶさ」と異なり、探査機本体は再突入しませんでした。これは予定通りで、5日午後に行われた地球衝突を避ける運用によって、新たな目標として設定された小惑星「1998KY26」への軌道に乗っています。

初代「はやぶさ」も、あれほど満身創痍になる前は別の星に向かうことも考えられていたので、「はやぶさ2」で10年越しに宿願を果たしたことになります。

なお、地球をかすめゆく探査機本体を国際宇宙ステーション(ISS)滞在中の宇宙飛行士が撮影成功したとのことです。

「さよなら地球」観測も含めた最終結果は、6日午後の記者会見で発表される見込みです。
(続報あり次第追記:12月6日5時、カプセル発見を追記)

Image Credits: JAXA
文/金木利憲

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