【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

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  • Image Credit: ESA/Hubble, NASA, Rivera-Thorsen et al./ sorae編集部
  • sorae - 12個ある! 重力レンズによって分身しているように見える銀河

 

こちらは、soraeが2019年11月8日の記事内で紹介した『銀河団と「サンバースト・アーク銀河」』です。

地球からおよそ46億光年先にあるこの銀河団の画像の中心付近には、一部が途切れた円弧状の天体が写っています。この円弧は、銀河団よりもさらに遠くにある1つの銀河からの光が、銀河団の重力がもたらす「重力レンズ」現象によって進む向きを曲げられ、地球からは極端に歪んだ姿となって見えているものです。

歪んで見えている銀河は「サンバースト・アーク(Sunburst Arc)銀河」という呼び名が付けられています。(正式名称は「PSZ1 G311.65-18.48」)。

実は、サンバースト・アーク銀河の像は重力レンズによって歪められているだけでなく、少なくとも12個の分身が生じています。円弧は全部で4つ確認されていますが、中心から見て上の円弧には6つ、右上の円弧には4つ、右と左下の円弧にはそれぞれ1つずつの像が含まれているとみられています。

【▲ 冒頭の画像の解説図(Credit: ESA/Hubble, NASA, Rivera-Thorsen et al./ sorae編集部)】
【▲ 解説図の一部を拡大したもの(Credit: ESA/Hubble, NASA, Rivera-Thorsen et al./ sorae編集部)】

 

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