太陽を1年間観察すると、その位置の違いに気づく
毎日空に昇る太陽ですが、夏は高く、冬は低く…と季節によって位置が変わるのはみなさんもご存知の通り。そこで、その動きを1年かけて追ってみると…このような幻想的な「8の字模様」が空中に浮かび上がるんです。
この写真を撮影したのは、天体写真家のGiuseppe Petriccaさん。撮影場所はイタリアのスルモーナです。撮影方法としては毎日同じ時間に、同じ方角から太陽を撮るというもの。6月の夏至には最も高く、12月の冬至には最も低く…と移り変わる太陽によって、このような8の字模様が撮影できます。
この現象は「アナレンマ」として知られています。1年の中で変化する地軸の傾きと太陽の周りを回るスピードの変化により、太陽の位置は一定にはならないのです。一方、赤道付近ではアナレンマの8の字は真横になると言われています。
月に数回の撮影を根気よく続ければ撮影できるこのアナレンマ、私たちもチャレンジしたくなってしまいますね。そうそう、太陽は決して望遠鏡などで覗きこまず、肉眼で見る時もフィルターなどを利用しましょう。
Image Credit: Giuseppe Petricca
■Infinite Loop: See the Sun's Yearlong Figure-Eight in the Sky (Photo)
http://www.space.com/31567-sun-analemma-figure-eight-sky-photo.html?cmpid=514648_20160117_57302466&adbid=688767753478483968&adbpl=tw&adbpr=15431856
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