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スペースXが「ファルコン9」でGPS III衛星「Ellison Onizuka」を打ち上げ 全10機中9機目
【▲ ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられたファルコン9ロケット(Credit: SpaceX)】

スペースXは日本時間2026年1月28日、ケープカナベラル宇宙軍基地から「ファルコン9(Falcon 9)」ロケットを打ち上げ、アメリカ宇宙軍のGPS III衛星9号機「Ellison Onizuka(エリソン・オニヅカ)」を所定の軌道へ投入しました。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

打ち上げ情報:Falcon 9(GPS III SV09)

・ロケット:Falcon 9 Block 5
・打ち上げ日時:日本時間 2026年1月28日 13時53分
・発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ)
・ペイロード:GPS III SV9「Ellison Onizuka」

第1段ブースター(B1096)は今回が4回目の飛行です。打ち上げ後、第1段ブースターは大西洋上のドローン船「A Shortfall of Gravitas(ASOG)」への着艦に成功。GPS III SV09は打ち上げから約1時間30分後に中軌道(MEO)へ投入されました。

GPS III衛星とは

GPS III衛星は、ロッキード・マーティンが製造する最新世代のGPS衛星です。アメリカ宇宙軍が運用するGPS(全地球測位システム)の近代化計画の一環として開発されました。

従来のGPS衛星と比較して、測位精度は3倍に向上し、妨害電波への耐性は最大8倍に強化されています。また、欧州の「Galileo」など他国の衛星測位システムとの相互運用を可能にする新しい民間向け信号「L1C」にも対応しています。設計寿命は15年で、GPS Block IIシリーズから大幅に延長されました。

GPS III衛星は全10機が製造され、今回の9号機打ち上げにより残すは10号機のみとなりました。最後の10号機は2026年後半に打ち上げられる予定です。

なお、各衛星には著名な探検家や宇宙開発の先駆者の名前が付けられており、9号機は1986年のスペースシャトル「チャレンジャー号」事故で殉職した日系アメリカ人宇宙飛行士、エリソン・オニヅカ氏にちなんで命名されています。

関連画像・映像

ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられたファルコン9ロケット(Credit: SpaceX)
【▲ ケープカナベラル宇宙軍基地から打ち上げられたファルコン9ロケット(Credit: SpaceX)】
GPS III衛星のイメージ図(Credit: Lockheed Martin)
【▲ GPS III衛星のイメージ図(Credit: Lockheed Martin)】

 

文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部

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参考文献・出典