
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
北極星の座は時とともに変わる
現在、北の空で方位の目印となる北極星は、こぐま座α星「ポラリス」です。しかし紀元前2675年(約4700年前)ごろには、りゅう座α星「トゥバン」が地球の自転軸の延長上に最も近く、北極星の役割を果たしていました。
Source
- Image Credit: NASA's Goddard Space Flight Center/Chris Smith (USRA)
- sorae - 研究者も驚き。TESSが明らかにした「古代の北極星」の素性
- NASA - Surprise! TESS Shows Ancient North Star Undergoes Eclipses
トゥバンは地球から約300光年先に位置するA型恒星で、質量の小さな伴星を従える連星系と考えられています。2018年に打ち上げられた系外惑星探査衛星「TESS」が取得したデータを解析した結果、主星と伴星がほぼ軌道面を横切る配置にあり、互いを隠し合うことで周期的に明るさが変化する「食連星(食変光星)」であることが初めて明らかになりました。
地球の歳差運動は約2万6000年周期で起こり、北極星の座はトゥバン(過去)、ポラリス(現在)、こと座のベガ(1万数千年後の未来)と順番に移り変わっていくのです。
編集/sorae編集部
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