ispaceの月着陸機 月周回軌道投入に成功 着陸は早くて6月6日

株式会社ispaceは同社の月面探査プログラム「HAKUTO-R」のミッション2について、月着陸機「RESILIENCE(レジリエンス)」の月周回軌道投入に成功したと発表しました。

ispaceによると、日本時間2025年5月7日5時41分に計画通り着陸機のマヌーバ(※)を開始し、主推進系を9分間燃焼させました。

これによりミッション2は、月面着陸後まで10段階のマイルストーンのうち、7つ目を完了したということです。

RESILIENCEには同社の欧州法人が開発した探査車などが搭載されていて、レゴリス(月の土壌)のサンプル採取も行われます。

月面着陸は最短で2025年6月6日に試みられる予定です。

※…マヌーバ:姿勢や軌道の制御。

関連画像・映像

日本企業ispaceの月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション2の月着陸機「RESILIENCE(レジリエンス)」
【▲ 日本企業ispaceの月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション2の月着陸機「RESILIENCE(レジリエンス)」(Credit: ispace)】
ispaceの月着陸機「RESILIENCE」による月フライバイが行われた日本時間2025年2月15日に高度1万4439kmで撮影された月
【▲ ispaceの月着陸機「RESILIENCE」による月フライバイが行われた日本時間2025年2月15日に高度1万4439kmで撮影された月(Credit: ispace)】
HAKUTO-Rミッション2の各マイルストーンを説明した図。2025年5月7日の時点でSuccess 7まで完了している
【▲ HAKUTO-Rミッション2の各マイルストーンを説明した図。2025年5月7日の時点でSuccess 7まで完了している(Credit: ispace)】

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典