
冬の夜空の楽しみのひとつが「ふたご座流星群」です。1月の「しぶんぎ座流星群」、8月の「ペルセウス座流星群」と並ぶ三大流星群のひとつで、2025年は週末にかけて見頃を迎えます。
本記事では、見頃の時間帯と月明かりの影響を中心に、観測のポイントをまとめました。
極大は12月14日の夕方。見頃はいつ?

国立天文台によると、2025年のふたご座流星群は12月14日(日)17時ごろに活動の極大を迎える見込みです。ただしこの時刻は日本ではまだ空が明るく、実際に見やすいのは夜間になります。
観察のチャンスは大きく2夜で、国立天文台は次の時間帯を見頃として挙げています。
- 13日夜〜14日の明け方:未明(14日0〜4時ごろ)に1時間あたり40〜45個程度が期待
- 14日夜〜15日の明け方(極大夜):14日21時ごろでも1時間あたり約30個、放射点が高くなる23時〜2時ごろは約50個が期待
※上の個数は、国立天文台が示す「空の暗い場所(東京付近)」での目安です。市街地では街明かりの影響で少なく見えることがあります。
気になる「月明かり」の影響は?
流星観測で気になるのが月明かりですが、2025年は未明に半月よりやや細めの月が昇ってくる程度で、影響は大きくない見込みとされています。
- 宵〜深夜前半:月が出ていない時間帯は空が暗く、観察しやすい
- 深夜〜明け方:流星の数は増えやすい一方で、月が昇ってきた後は暗い流星が見えにくくなる
月が出ている場合は、月が視界に入らない方向を中心に空を広く眺めてください。月明かりの影響が小さめとはいえ、これだけでも見え方が変わってきます。
母天体は小惑星「ファエトン」

ふたご座流星群の母天体は、彗星ではなく小惑星「ファエトン」だと考えられています。ファエトンは太陽に近づくと明るくなり、尾のような現象が見られることもあります。近年は、その尾が塵ではなくナトリウムガスによる可能性を示した研究も報告されています。
JAXAは、深宇宙探査技術実証機「DESTINY+」でファエトンへのフライバイ探査を計画しており、母天体に近づいて観測することで、流星群を生むダストの起源解明にもつながると期待されています。
編集/sorae編集部
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