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ロケットラボ、QPS研究所の小型SAR衛星「ヤチホコ-I」を打ち上げ

アメリカ企業Rocket Lab(ロケットラボ)は日本時間2025年11月6日に「Electron(エレクトロン)」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた人工衛星はロケットから無事に分離されたことを、Rocket Labが報告しています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

打ち上げ情報:Electron (The Nation God Navigates)

  • ロケット:Electron
  • 打ち上げ日時:日本時間 2025年11月6日4時51分
  • 発射場:ロケットラボ 第1発射施設(ニュージーランド、マヒア半島)
  • ペイロード:QPS-SAR 14号機(ヤチホコ-I)

QPS-SAR 14号機について

ペイロードの「QPS-SAR 14号機」、愛称「ヤチホコ-I」は、株式会社QPS研究所の小型SAR(合成開口レーダー)衛星です。同社は36機の小型SAR衛星で構成された衛星コンステレーションの構築を目指しており、直近では2025年8月に「QPS-SAR 12号機(クシナダ-I)」を軌道に投入しています。

QPS研究所によると、発射約50分後にロケットから分離されたヤチホコ-Iは、分離から約35分後に初交信に成功し、11月6日午前に収納型アンテナの展開に成功しました。今後は衛星の調整を続けて初画像の取得を目指すということです。

QPS-SARシリーズの愛称は、その役割や投入される軌道に応じて、日本神話の神様の名前を借りて命名されています。技術実証機だった1号機と2号機はそれぞれ「イザナギ」「イザナミ」と命名されましたが、3号機以降の商用機は軌道ごとに「アマテル」「ツクヨミ」「スサノオ」「ワダツミ」「ヤマツミ」「クシナダ」と命名されてきました。

今回打ち上げられる14号機は新たな軌道に投入されることから、「国造りの神として古来より広く崇敬を集め、国土の形成や統治を主導した」と言われている(QPS研究所のプレスリリースより)ヤチホコが選ばれました。ちなみに、ヤチホコはオオクニヌシの別名とされています。

また、Rocket Labの打ち上げミッションの名称も、衛星の愛称にちなんで「The Nation God Navigates」と命名されています。

関連画像・映像

QPS-SAR 14号機「ヤチホコ-I」を搭載して打ち上げられたElectronロケット(Credit: Rocket Lab)
【▲ QPS-SAR 14号機「ヤチホコ-I」を搭載して打ち上げられたElectronロケット(Credit: Rocket Lab)】
QPS-SAR 14号機「ヤチホコ-I」の収納型アンテナの展開前(左)と展開後(右)の様子(Credit: QPS研究所)
【▲ QPS-SAR 14号機「ヤチホコ-I」の収納型アンテナの展開前(左)と展開後(右)の様子(Credit: QPS研究所)】
QPS研究所の小型SAR衛星「QPS-SAR」のCGイメージと14号機「ヤチホコ-I」のミッションマーク(Credit: QPS研究所)
【▲ QPS研究所の小型SAR衛星「QPS-SAR」のCGイメージと14号機「ヤチホコ-I」のミッションマーク(Credit: QPS研究所)】
Rocket LabによるQPS-SAR 14号機「ヤチホコ-I」打ち上げミッション「The Nation God Navigates」のミッションパッチ(Credit: Rocket Lab)
【▲ Rocket LabによるQPS-SAR 14号機「ヤチホコ-I」打ち上げミッション「The Nation God Navigates」のミッションパッチ(Credit: Rocket Lab)】

 

文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部

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参考文献・出典