インド、自国の次世代測位衛星初号機の打ち上げに成功

インド宇宙研究機関(ISRO)は日本時間2023年5月29日に「GSLV」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた同国の測位衛星は無事に軌道へ投入されたことが、ISROのSNSや公式サイトにて報告されています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■打ち上げ情報:GSLV Mk II(NVS-01)

ロケット:GSLV Mk II(GSLV-F12)
打ち上げ日時:日本時間2023年5月29日14時12分【成功】
発射場:サティシュ・ダワン宇宙センター(インド)
ペイロード:NVS-01

NVS-01は、インドの衛星測位システム「NavIC」に利用される第2世代の測位衛星「NVS」シリーズの初号機です。NVSシリーズは従来のNavICシステムの維持に加えて、新たにL1帯の周波数に対応するなどサービスの拡張も目的としています。なお、ISROによると、NVS-01には初めて国産の原子時計が搭載されたということです。

※衛星測位システム(GNSS)…グローバルナビゲーションサテライトシステムは、アメリカの「GPS」、欧州の「Galileo」、ロシアの「GLONASS」、中国の「北斗(BeiDou)」、そして日本の「みちびき」など、各国が打ち上げています。

【▲ 測位衛星「NVS」シリーズのイメージ画像(Credit: ISRO)】

■打ち上げ関連画像・映像 

■打ち上げ関連リンク

 

Source

  • Image Credit: ISRO
  • ISRO - GSLV-F12/NVS-01 Mission

文/sorae編集部 速報班