スペースX、ispaceの月面探査プログラム「HAKUTO-R」ミッション1ランダーを打ち上げ
【▲ HAKUTO-Rミッション1ランダーを搭載したファルコン9ロケットの打ち上げ。スペースXの打ち上げライブ配信から(Credit: SpaceX)】
【▲ HAKUTO-Rミッション1ランダーを搭載したファルコン9ロケットの打ち上げ。スペースXの打ち上げライブ配信から(Credit: SpaceX)】
【▲ HAKUTO-Rミッション1ランダーを搭載したファルコン9ロケットの打ち上げ。スペースXの打ち上げライブ配信から(Credit: SpaceX)】

スペースXは日本時間2022年12月11日、「ファルコン9」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた「HAKUTO-R」ミッション1ランダーと小型探査機「ルナー・フラッシュライト」は打ち上げに成功し、ロケットから予定通り分離されたことを、スペースXがSNSにて報告しています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■打ち上げ情報:ファルコン9 ブロック5(Falcon 9 Block 5)

ロケット:ファルコン9 ブロック5
打ち上げ日時:日本時間2022年12月11日16時38分【成功】
発射場:ケープカナベラル宇宙軍基地(アメリカ)
ペイロード:HAKUTO-Rミッション1ランダー、ルナー・フラッシュライト(Lunar Flashlight)

■ペイロード情報:HAKUTO-Rミッション1ランダー&ルナー・フラッシュライト

「HAKUTO-R」はispaceによる民間主導の月面探査プログラムで、ミッション1は同社が開発した無人月着陸船(ランダー)による初の月面着陸ミッションとなります。ミッション1ランダーには日本の月面探査ロボット「SORA-Q(LEV-2)」やアラブ首長国連邦(UAE)の月面探査車「Rashid」など、7つのペイロードが搭載されています。

「ルナー・フラッシュライト(Lunar Flashlight)」は、アメリカ航空宇宙局(NASA)ジェット推進研究所(JPL)が開発した靴箱サイズの小型探査機(CubeSat規格の6Uサイズ)です。同探査機は搭載されている近赤外線レーザーと分光計を使い、月を周回しながら月の南極付近の永久影(太陽光が常に届かない領域)に埋蔵されているとみられる水の氷のマッピングを行う予定です。

■打ち上げ関連画像・映像

【▲ ファルコン9ロケット第2段から分離されたHAKUTO-Rミッション1ランダー。スペースXの打ち上げライブ配信から(Credit: SpaceX)】
【▲ ファルコン9ロケット第2段から分離されたHAKUTO-Rミッション1ランダー。スペースXの打ち上げライブ配信から(Credit: SpaceX)】
【▲ ファルコン9ロケットのフェアリングに格納される「HAKUTO-R」ミッション1の月着陸船(ランダー)(Credit: ispace)】
【▲ ファルコン9ロケットのフェアリングに格納される「HAKUTO-R」ミッション1の月着陸船(ランダー)(Credit: ispace)】
【▲ アメリカ航空宇宙局(NASA)の小型探査機「ルナー・フラッシュライト」(Credit: NASA/JPL-Caltech)】
【▲ アメリカ航空宇宙局(NASA)の小型探査機「ルナー・フラッシュライト」(Credit: NASA/JPL-Caltech)】

 

 

■打ち上げ関連リンク

 

Source

  • Image Credit: SpaceX, ispace, NASA/JPL-Caltech
  • SpaceX - ispace's HAKUTO-R Mission 1
  • SpaceX (Twitter)
  • NASA/JPL - Lunar Flashlight

文/sorae編集部 速報班