ロケットラボ、スウェーデンの科学衛星を打ち上げ。第1段機体の空中回収には至らず
【▲ スウェーデンの科学衛星「MATS」を搭載したエレクトロンロケットの打ち上げ(Credit: Rocket Lab)】
【▲ スウェーデンの科学衛星「MATS」を搭載したエレクトロンロケットの打ち上げ(Credit: Rocket Lab)】
【▲ スウェーデンの科学衛星「MATS」を搭載したエレクトロンロケットの打ち上げ(Credit: Rocket Lab)】

ロケットラボは日本時間2022年11月5日、同社の「エレクトロン」ロケットの打ち上げを実施しました。搭載されていた科学衛星「MATS」は予定通りの軌道へ投入されたことが、同社のTwitterアカウントにて報告されています。

打ち上げに関する情報は以下の通りです。

■打ち上げ情報:エレクトロン(Catch Me If You Can)

ロケット:エレクトロン
打ち上げ日時:日本時間2022年11月5日2時27分【成功】
発射場:オネヌイ射場(ニュージーランド)
ペイロード:MATS (Mesospheric Airglow/Aerosol Tomography and Spectroscopy) satellite

■ペイロード情報:MATS

今回のミッション「Catch Me If You Can」では、スウェーデン宇宙局(SNSA)の科学衛星「MATS」が打ち上げられました。MATSは地球の大気波を観測し、大気の上層が地表近くの風や天気のパターンとどのように相互作用しているのかを理解するために開発された衛星です。MATSはロケットラボが軌道に投入した152機目の衛星となりました。

【▲ ロケットラボのクリーンルームで打ち上げ準備中の科学衛星「MATS」(Credit: Rocket Lab)】
【▲ ロケットラボのクリーンルームで打ち上げ準備中の科学衛星「MATS」(Credit: Rocket Lab)】

また、今回のミッションはロケットラボにとって32回目のミッションであり、ヘリコプターによる第1段機体の空中回収が試みられた2回目のミッションでもありました。同社によると、今回は第1段機体の大気圏再突入中に短時間テレメトリが失われたため、ヘリコプターは標準的な安全手順に従って捕獲ゾーンから移動し、空中回収は実施されませんでした。第1段機体は洋上へ安全に着水し、ロケットラボの船舶によって回収されたとのことです。

■打ち上げ関連画像・映像

 

Source

  • Image Credit: Rocket Lab
  • Rocket Lab - Rocket Lab Successfully Deploys 152nd Satellite

文/sorae編集部 速報班