(Credit: ロケットラボTwitter)

米民間ロケット会社「ロケットラボ」は、日本時間10月29日早朝、同社の「エレクトロン」ロケットを打ち上げました。打ち上げは同社が所有するニュージーランド・マヒア半島にある打ち上げ基地で行われ、ロケットには日本のキヤノン電子が開発した超小型人工衛星1基、米衛星ビジネスデータ会社プラネット・ラボ社の超小型地球観測衛星9基が搭載されました。

搭載されたキヤノン電子の人工衛星「CE-SAT-ⅡB」は重さ35kg、サイズも292mm×392mm×673mmとかなり小型です。高度500kmの太陽同期軌道に投入されます。人工衛星には望遠2つと広角のカメラが搭載されており、新開発の超高感度カメラにより、深夜の地上観測も可能になるとのことです。2年間の実証実験を行う予定となっています。

一方、プラネットラボ社の衛星「SuperDoves」は9基搭載され、無事に軌道へ投入されました。これらも同様に「靴箱サイズ」の超小型衛星で、主な用途に農業支援や山火事の監視、海での違法な操業を発見、災害対応支援などの地球観測を実施します。災害対応支援では、今年7月モーリシャス沖で貨物船が座礁した際、宇宙から海域に流れる石油を定点観測しました。

ところでロケットラボ社は、ミッションごとにユニークなミッション名をつけることでも有名です。今回のミッション名は「In Focus(焦点を合わせて)」と呼ばれています。おそらくカメラを搭載したキヤノン電子の人工衛星や地球観測を行うプラネット・ラボ社の衛星を搭載しているからだと思われます。今後もロケットラボ社のユニークなミッション名には注目ですね。

 

Image Credit: Rocket Lab Twitter
Source: NASASpaceFlight.comキヤノン電子プレスリリース
文/出口隼詩

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