
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、soraeが2022年8月29日の記事内で紹介した、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ「NIRCam」による木星系の広視野画像で、NIRCamの2フィルターを合成(F212Nをオレンジ、F335Mをシアンに割り当て)して作成された疑似カラーとなっています。
この画像は、2022年8月22日付でNASAやカリフォルニア大学バークレー校から公開されています。
- Image Credit: NASA, ESA, CSA, Jupiter ERS Team; image processing by Ricardo Hueso (UPV/EHU) and Judy Schmidt.
- sorae - ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した新たな木星の画像が公開された
- カリフォルニア大学バークレー校 - JWST infrared image of Jupiter system: with and without text
NASAによると、この画像には木星本体より約100万倍も暗い環が写っており、環の左端に衛星アドラステア(Adrastea、平均直径約16km)、そのさらに左側に衛星アマルテア(Amalthea、平均直径約167km)が確認できます。画像下半分のぼんやりした光点は、遠方の銀河とみられています。

この木星観測を主導したカリフォルニア大学バークレー校のImke de Pater名誉教授は、「木星の細部だけでなく、木星の環や小さな衛星、さらには銀河までも1枚の画像で見られるのは本当に驚くべきことです」と述べています。なお、画像に見える放射状のスジは望遠鏡光学系による回折(diffraction)パターンで、明るいオーロラやフレーム左外にある衛星イオが原因となって発生しています。アマルテアにかかる細い筋も、イオ由来の回折スパイク(diffraction spike)です。
編集/sorae編集部
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