広告
広告
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)

長い時間が作り上げた形状

NASAが公開している「Mars Perseverance Raw Images」では、火星探査車「Perseverance」が撮影したRAW画像を日々更新しています。今回ご紹介するのは、Perseveranceのミッション第240週にあたる2025年9月19日に撮影された1枚です。

Source

 

今回の画像の主役である中央の岩は、長く吹き続ける風と舞い上がった砂に少しずつ削られて形作られたと考えられます。正面には風向に沿った浅い溝が並び、その間が山型に盛り上がっています。さらに右下側は一枚の面が滑らかに磨かれたように見え、地面に近い岩の根元は帯状にえぐれて影を落としています。

広告

岩全体の角は丸く、明るい新しい面と薄い黄土色の細かな砂ぼこりがうっすら乗った面が混在しており、最近の欠け落ちや砂の移動がうかがえます。

なお、この形そのものは風の侵食によるものだと考えられますが、岩の素材となった地層自体は、かつての湖や三角州で堆積した水の流れに由来している可能性もあります。

火星の風景の撮影情報

  • 撮影機器:Mastcam-Z(右側)
  • 撮影日:2025年9月19日12時12分53秒(現地時刻)
  • 撮影場所:火星、ジェゼロ・クレーター内

※…2025年9月12日はPerseveranceのミッション1629ソル目にあたります。1ソル(Sol)は火星の1太陽日を指し、地球時間で約24時間40分に相当します。

火星探査車Perseveranceとは

Perseveranceは、NASAが2020年に火星に送った探査車で、火星の地質や気候の調査、古代生命の痕跡の探索、将来の有人火星探査に向けた技術実証を目的としています。

火星探査車Perseveranceに搭載されている観測装置の位置を示した図。Mastcam-ZとSuperCamはどちらもPerseveranceのマスト、通称“ヘッド(頭)”と呼ばれる部分に搭載されている(Credit: NASA/JPL-Caltech)
【▲ 火星探査車Perseveranceに搭載されている観測装置の位置を示した図。Mastcam-ZとSuperCamはどちらもPerseveranceのマスト、通称“ヘッド(頭)”と呼ばれる部分に搭載されている(Credit: NASA/JPL-Caltech)】

 

編集/sorae編集部

火星の風景の関連記事

元記事を読む