
(引用元:NASA)
層理・節理・砂だまり
NASAが公開している「Mars Perseverance Raw Images」では、火星探査車「Perseverance」が撮影したRAW画像を日々更新しています。今回ご紹介するのは、Perseveranceのミッション第237週にあたる2025年9月2日に撮影された1枚です。
- Image Credit: NASA/JPL-Caltech/ASU
- NASA - Mars Perseverance Sol 1612: Right Mastcam-Z Camera
この画像では、手前から中央にかけて明るい岩盤が見えます。これは砂や泥が積もって固まった岩で、風で細かい粒が飛ばされ、硬い部分だけが残ったために、地面に明るい帯や多角形の割れ目が現れています。
左上の大岩は、上が張り出し下がえぐれた「ひさし状」の形をしています。下の比較的やわらかい部分が風で削られ、上の硬い部分が残った結果と考えられます。表面は上側がゴツゴツ、側面は平らな面が多く、風で磨かれた面や、層やひびに沿ってはがれ落ちた痕跡が見えます。色味が周囲の明るい岩とほぼ同じことから、同じ地層の一部が割れて短い距離を動いたものとみられます。
また、画面右側にある上面が平らな岩の風下には、小さくきれいな砂だまりができており、風の影響を感じさせる様子がうかがえます。
火星の風景の撮影情報
- 撮影機器:Mastcam-Z(右側)
- 撮影日:2025年9月2日12時47分41秒(現地時刻)
- 撮影場所:火星、ジェゼロ・クレーター内
※…2025年9月2日はPerseveranceのミッション1612ソル目にあたります。1ソル(Sol)は火星の1太陽日を指し、地球時間で約24時間40分に相当します。
火星探査車Perseveranceとは
Perseveranceは、NASAが2020年に火星に送った探査車で、火星の地質や気候の調査、古代生命の痕跡の探索、将来の有人火星探査に向けた技術実証を目的としています。

編集/sorae編集部
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