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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NOIRLab)

こちらは、おおかみ座の方向にある暗黒星雲「おおかみ座3(Lupus 3)」です。画像を横切る黒い帯状の雲がおおかみ座3で、その中央付近には、2つの明るい星と、その周囲に淡く広がる青い雲が見えます。この青い雲が、星の光に照らされた反射星雲「バーンズ149(Bernes 149)」です。

この画像は、チリのセロ・トロロ汎米天文台にあるビクター M. ブランコ4m望遠鏡に搭載された「ダークエネルギーカメラ(DECam)」で撮影され、2023年5月18日に公開されました。

暗黒星雲「おおかみ座3」と、その中央付近で青く輝く反射星雲「バーンズ149」(Credit: CTIO/NOIRLab/DOE/NSF/AURA/T.A. Rector (University of Alaska Anchorage/NSF NOIRLab)、画像処理: D. de Martin & M. Zamani (NSF NOIRLab))
【▲ 暗黒星雲「おおかみ座3」と、その中央付近で青く輝く反射星雲「バーンズ149」(Credit: CTIO/NOIRLab/DOE/NSF/AURA/T.A. Rector (University of Alaska Anchorage/NSF NOIRLab)、画像処理: D. de Martin & M. Zamani (NSF NOIRLab))】

バーンズ149はなぜ青く見える?

反射星雲の輝きは、星雲のガスが自ら放つ光ではなく、近くの恒星の光が塵(ダスト)によって散乱されたものです。バーンズ149を照らしているのは、中央付近に見える2つの若い星「HR 5999」と「HR 6000」です。

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星間塵は、可視光のうち波長の長い赤い光よりも、波長の短い青い光を散乱しやすい性質があります。そのため、恒星の光を散乱して輝く反射星雲は、青みを帯びて見えることが多いのです。光を散乱するものは異なりますが、昼間の空が青く見える現象にも、波長によって散乱のされやすさが違うことが関係しています。

青く輝く部分と黒く見える部分の違い

一方、周囲に広がる暗黒星雲は、豊富に含まれる塵が背後の星々の光をさえぎるため、黒い雲のように見えています。青い部分も黒い部分も星間ガスや星間塵からできていますが、近くの星の光を散乱している部分は明るく、背後の星々の光をさえぎっている部分は暗く見えます。

おおかみ座3の内部には、成長途中の若い星が数多く存在しています。明るい反射星雲と、その周囲に広がる暗黒星雲は、星が生まれ育つ初期段階を調べる研究の場にもなっているのです。

 

編集/sorae編集部

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参考文献・出典

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