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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:ESA/Hubble)

今回紹介するのは、ハッブル宇宙望遠鏡が1995年から2005年にかけて撮影した火星の姿を並べた合成画像です。2005年11月3日に、NASAやESAなどから公式リリースとして公開されました。

ハッブル宇宙望遠鏡が1995年、1997年、1999年、2001年、2003年、2005年の衝の時期に撮影した火星6枚を並べた合成画像(Credit: NASA, ESA, and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA); Acknowledgment: J. Bell (Cornell University) and M. Wolff (Space Science Institute))
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡が1995年、1997年、1999年、2001年、2003年、2005年の衝の時期に撮影した火星6枚を並べた合成画像(Credit: NASA, ESA, and The Hubble Heritage Team (STScI/AURA); Acknowledgment: J. Bell (Cornell University) and M. Wolff (Space Science Institute))】

地球と火星の公転周期の違いから、火星は約26か月ごとに、地球から見て太陽と反対方向に位置する「衝(しょう)」を迎えます。この衝の前後は地球と火星の距離が近づくため、地球から火星を観測する絶好のタイミングとなります。ハッブル宇宙望遠鏡は1995年から2005年までに訪れた6回の衝で火星を観測しました。この画像は、その10年分の記録を1枚にまとめたものです。

6つの火星を見比べると、まず「見かけの大きさ」の違いに気づきます。この画像では、それぞれの時期に地球から見た火星の見かけの大きさの違いが分かるように並べられています。

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画像下段の中央にある2003年の火星は、地球との距離が約5600万kmまで縮まった歴史的な「大接近」の時のもので、最も大きく写っています。一方、左上にある1995年の火星は約1億300万km離れていたため、2003年の火星と比べると小さく見えます。

また、変化しているのは見かけの大きさだけではありません。

撮影時に地球へ向いていた火星の面が異なるため、見える地形も画像ごとに変わっています。また、季節変化によって拡大・縮小する白い「極冠(きょくかん)」のサイズや、大気中に漂う青白い水氷の雲なども確認できます。さらに、2005年の画像では、赤道付近に発生していた地域的な砂嵐が、赤みを帯びた雲のような領域として捉えられています。

今回紹介したさまざまな火星の姿。みなさんはどの火星を思い浮かべたでしょうか? 極冠が小さく見えるオレンジ色の火星、または砂嵐で少しぼやけた火星、それとも…?

そのどれもが本物の火星です。この10年間の記録は、あらためて火星の魅力を教えてくれているようですね。

 

編集/sorae編集部

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参考文献・出典

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