
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

【▲ ダイモス(Deimos)、レグルス(Regulus)、アルギエバ(Algieba)の位置を注釈で示したバージョン(Credit: NASA/JPL-Caltech)】
(引用元:NASA)
荒野の空に明けの明星が輝いているような、こちらの景色。
実は、地球上で撮影されたものではありません。
明るく輝いているのは、火星の小さいほうの衛星ダイモスなのです。
Source
- Image Credit: NASA/JPL-Caltech
- NASA - Deimos Before Dawn
この画像は、NASA=アメリカ航空宇宙局の火星探査車「Perseverance(パーシビアランス)」が2025年3月1日に火星で取得した、16枚の画像を使って作成されました。
空がまだ暗い4時27分に長時間露光で取得したため、画像にはノイズが生じています。
空に見える白い点の多くはノイズか宇宙線によるものと考えられていますが、ダイモスの左側には「しし座」のレグルスとアルギエバも写っているということです。
冒頭の画像はNASAが2025年5月15日付で公開しています。

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部