もし宇宙船に乗って土星に近づくことができたらどのように見えるのでしょうか?

土星探査機カッシーニは2004年に土星に到着するまでの間に数千枚、土星軌道に入ってからは10万枚以上の画像を撮影しました。それらのうち初期の画像の一部をもとに、映画でもよく見かける「IMAX」形式(IMAX社が開発した規格)で作られた動画が公開されています。作成したのは「In Saturn’s Rings」というプロジェクトです。

動画では土星だけではなく土星の衛星である「タイタン」、大きなクレーター(ハーシェル・クレーター)を持つ「ミマス」、そして厚い氷に覆われ、間欠泉がある「エンケラドス」も順に見ることができます。また、中盤ではカッシーニが土星の環の近くを横切るように移動していき、土星の環が非常に薄いことに改めて気づかされます。

何よりも驚くべきことは、これがコンピューターグラフィックス(CG)で作られたものではなく、(コンピューターによる処理はしてあるものの)カッシーニが実際に土星に近づいて観測した画像をつなげた「本物」の映像であるということです。カッシーニが撮影した静止画はこれまでに数多く紹介されていますが、動画で見るとまた違った迫力がありますので、ぜひ見てみてください。

 

Video Credit & Copyright: Cassini Imaging Team, ISS, JPL, ESA, NASA, S. Van Vuuren et al.;
Music: Adagio for Strings, Composed by Samuel Barber , Published by G. Schirmer, Inc. (ASCAP). Recording Copyright SV2 Studios, LLC and In Saturn’s Rings, LLC.
IMAX® is a registered trademark of IMAX® Inc.

Source: NASA
文/北越康敬

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