【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、『赤色矮星「グリーゼ740」を公転する太陽系外惑星「グリーゼ740 b」』を描いた想像図です。奥側がグリーゼ740、手前側がグリーゼ740 bです。
(sorae 2021年4月19日の記事に掲載)
Source
- Image Credit: Gabriel Pérez Díaz, SMM (IAC)
- sorae - 1年が地球の2日半という短さのスーパーアース、36光年先に見つかる
カナリア天体物理学研究所(IAC)の研究チームは、地球から約36光年離れた赤色矮星「グリーゼ740(GJ 740)」を周回する系外惑星「グリーゼ740 b」を発見しました。
この系外惑星は地球の約3倍の質量を持つ「スーパーアース」で、主星から非常に近い距離(約0.029天文単位)を公転しており、その1年はわずか2.4日です。表面温度は約550度と推定されています。
これまで発見された4300以上の系外惑星の多くは、「視線速度法」や「トランジット法」といった間接的手法で検出されています。視線速度法は、惑星の公転による主星のわずかな動きを色の変化から捉える方法で、トランジット法は惑星が主星の前を横切る際の明るさの変化を観測する方法です。なお、グリーゼ740 bは視線速度法で発見されました。
スーパーアースってなに?
スーパーアースとは、主に地球よりも大きく海王星や天王星よりは小さい質量の惑星のことで、地球のように岩石などから成り、固体の地表を持つ岩石惑星の一種です。
編集/sorae編集部