【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、soraeが2022年11月18日の記事内で紹介した『暗黒星雲「L1527」』です。この画像は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の「近赤外線カメラ(NIRCam)」を使って取得したデータをもとに作成された疑似カラー画像となっています。
Source
- Image Credit: Science: NASA, ESA, CSA, STScI; Image Processing: Joseph DePasquale (STScI), Alyssa Pagan (STScI), Anton M. Koekemoer (STScI)
- sorae - まるで輝く砂時計のような暗黒星雲。ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影
画像を公開したアメリカの宇宙望遠鏡科学研究所(STScI)によると、(砂時計のような形の)くびれ(オリフィス)にあたる部分には、形成されてから10万年ほどしか経っていない原始星が存在しています。その推定質量は太陽の20~40パーセントで、恒星のエネルギー源である水素の核融合反応がまだ始まっていない段階にあるとみられています。L1527で描き出された砂時計には、この原始星が関係しているようです。
編集/sorae編集部