【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

Source
  • Image Credit: NOIRLab/NSF/AURA/ P. Horálek (Institute of Physics in Opava)
  • sorae - 見上げた夜空の美しさ 天の川銀河中心方向のカラフルな星空画像が公開された

 

こちらは、soraeが2022年12月10日の記事内で紹介した『天の川銀河中心方向の天の川とへびつかい座ロー分子雲』です。

画像の中央、天の川の隣に写っているカラフルな星雲は、地球から約400光年先にある星形成領域「へびつかい座ロー(ρ)分子雲領域」です。へびつかい座からさそり座に渡るこの領域では、星の光を反射する反射星雲や電離したガスで輝く輝線星雲が広がっていて、そのなかではさそり座のアンタレスや、名前の由来となったへびつかい座ロー星などの恒星が光を放っています。へびつかい座ロー分子雲領域の上には、へびつかい座ゼータ星を取り囲む散光星雲「Sh2-27」も見えています。

また、へびつかい座ロー分子雲領域の右隣には、淡く輝く「対日照(たいにちしょう、たいじつしょう)」も写っています。対日照とは、黄道(こうどう、天球における太陽の見かけの通り道)に沿って見える淡い光の帯「黄道光(こうどうこう)」のなかでも特に明るい部分のことで、地球から見て太陽の反対方向に見えます。黄道光は黄道に沿って分布する塵(惑星間塵)が太陽光を散乱することで生じます。

(元記事より引用)

また、画像を公開した米国科学財団(NSF)の国立光学・赤外天文学研究所(NOIRLab)では、高解像度かつブラウザで拡大表示できるページも公開されています

 

文/sorae編集部

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