【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

Source
  • Image Credit: ISRO, NASA, JPL-Caltech, Brown Univ., USGS
  • sorae - 地球由来の高エネルギー電子が月面で水を生成? 太陽風以外の主要な供給源である可能性

 

こちらは、soraeが2023年9月30日の記事内で紹介した『インド宇宙研究機関の月探査機「チャンドラヤーン1号」によって観測された月の表側の物質の分布図』です。青色が濃い場所ほど水が多いことを示しています。

大気の無い「月」は非常に乾燥した天体ですが、表面には微量の「水」 (※1) が存在することが分かっていて、その主な起源は「太陽風」だと考えられています。しかし、太陽風が遮断される地磁気 (地球磁気圏) の尾部を通過している時に水の蒸発が観測されていないことは、月面の水に関する大きな謎として残されていました。

※1…今回の研究で言う「水」には、通常の水分子であるH2Oだけでなく水酸化基 (OH) も含まれます。

ハワイ大学マノア校のShuai Li氏などの研究チームは、ISRO(インド宇宙研究機関)が打ち上げた月探査機「チャンドラヤーン1号」の観測データから、太陽風が遮断される地磁気の尾部を通過中でも月面で水が生成されていることを突き止めました。この観測結果は、月面の水の主要な供給源に地球由来の高エネルギー電子が加わる可能性があることを意味しています。

(元記事から引用)

 

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