【SAPOD】今日の「宇宙画像」紹介です。soraeで過去に紹介した特徴的な画像の記事を再度ピックアップしました。魅力的な宇宙の話題をぜひご覧ください。

(引用元:sorae)

  • Image Credit: NASA, ESA and M. Livio (STScI
  • sorae - まるで数字のような相互作用銀河「Arp 147」ハッブル宇宙望遠鏡が撮影

こちらの画像は、soraeが2022年5月1日の記事内で紹介した、約4億4000万光年先にある2つの銀河です。特異銀河カタログでは2つの銀河を合わせて「Arp 147」として収録されています。

 

用語解説
・特異銀河カタログ
1966年に天文学者のホルトン・アープがまとめた特異銀河(特異な形態を持つ銀河)のカタログ「アープ・アトラス」のこと。収録されている天体には「Arp」も文字が含まれる。

 

右側の「0」に見える銀河のリング構造は、左側の「1」に見える銀河と衝突したことで形成されたと考えられています。銀河の衝突によって円形に広がったことで星形成活動が刺激され、数多くの大質量星が誕生したことでこのような構造が形成されたと考えられています。

リングを彩る青色は、活発な星形成活動によって誕生した若く高温な星々の輝きです。そのいっぽうで左側の銀河の形態はそれほど大きく乱れてはおらず、滑らかなリング構造を持っていることがわかります。

以下の動画は、銀河の合体シミュレーションと、実際に観測された相互作用銀河を比較した動画です。Arp 147の様な銀河が、どうしてこの形状になったのか分かりやすい内容となっています。

銀河の合体シミュレーション動画

 

 

 

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