自動ショッピングカートを構想するなど、店内システムの自動化に余念がない米スーパーマーケットチェーンのウォルマート。そのウォルマートが、ドローンを利用した店内配送システムの特許を出願していたことが明らかになりました。
「Method to Carry an Item within a Retail Shopping Facility」と名付けられたこの特許では、8つのステップでドローンを運用します。まずリクエストがあると、ドローンは適正エリアに飛行。そして商品を見つけ、確保。さらに配送エリアまで商品を運搬し、次回のリクエストを待つのです。
さらに安全性を確保するため、ドローンは買い物客や商品の棚の上方を飛行。また障害物の存在しない高度を飛行するため、その飛行経路は直線になるという利点もあります。だたし数百人が数十個の商品をすべてドローン配送で購入しようとすれば明らかにキャパシティがオーバーしてしまうので、その点は何らかのシステムの改善が必要となるかもしれません。
屋外でのドローン配達にはさまざまな企業が乗り出していますが、店舗内でのドローン配達というアイディアはなかなか新しいもの。顧客から在庫商品の問い合わせがあった時のみドローンを使うなど運用を考えれば、なかなか実用的なのかもしれませんね。
Image Credit: Wikimedia Commons
■Walmart patent filing reveals plans for in-store drone system
http://www.digitaltrends.com/cool-tech/walmart-in-store-drone-patent/
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