広告
広告
夜の南天を舞う“宇宙のコウモリ” ESOの望遠鏡が観測したHII領域「RCW 94」と「RCW 95」

こちらは、「コンパス座」から「じょうぎ座」にかけて広がるHII領域「RCW 94」と「RCW 95」。

約1万光年先にあり、地球からの見かけの広さは満月4個分に相当します。

ESOのVLTサーベイ望遠鏡(VST)とVISTA望遠鏡で観測したHII領域「RCW 94」(右)と「RCW 95」(左)(Credit: ESO/VPHAS+ team/VVV team)
【▲ ESOのVLTサーベイ望遠鏡(VST)とVISTA望遠鏡で観測したHII領域「RCW 94」(右)と「RCW 95」(左)(Credit: ESO/VPHAS+ team/VVV team)】

どこか翼を広げた生き物の姿のようにも見えるこの領域、ESO=ヨーロッパ南天天文台はハロウィンを意識して「宇宙のコウモリ(cosmic bat)」と表現しています。

ちなみに、RCW 94は向かって右側の“翼”にあたる部分、RCW 95は中央の“胴体”にあたる部分の名前です。

電離水素領域とも呼ばれるHII(エイチツー)領域は、若い大質量星の放射する紫外線によって電離した水素ガスが放つ赤色の光が観測される領域で、輝線星雲の一種です。

ガスと塵(ダスト)が集まった雲から新たな星が生み出されていることから、星形成領域とも呼ばれます。

この画像はESOが運営するパラナル天文台(チリ)のVLTサーベイ望遠鏡(VST)とVISTA望遠鏡で取得した可視光線と赤外線の観測データを使って作成されたもので、ESOから2025年10月31日付で公開されています。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

関連記事

参考文献・出典