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星々が輝かせる紫色の霞のようなHII領域「DG121」 超大型望遠鏡VLTが観測

こちらは、ESO=ヨーロッパ南天天文台の超大型望遠鏡(VLT)が観測した、HII領域「DG121」。

とも座(艫座・船尾座)の方向、約5300光年先にあります。

まるで星々に照らし出された紫色の霞のような神秘的な光景です。

ESOの超大型望遠鏡(VLT)が観測したHII領域「DG121」(Credit: ESO)
【▲ ESOの超大型望遠鏡(VLT)が観測したHII領域「DG121」(Credit: ESO)】

電離水素領域とも呼ばれるHII(エイチツー)領域は、若い大質量星の放射する紫外線によって電離した水素ガスが放つ赤色の光が観測される領域で、輝線星雲の一種です。

ガスと塵(ダスト)が集まった雲から新たな星が生み出されていることから、星形成領域とも呼ばれます。

数百万年の間に生み出された数多くの大質量星は、星風と電磁放射によって周囲のガスを徐々に拡散させていきます。

今は美しい光景を描き出しているDG121も、やがてこの宇宙から消え去ることになります。

冒頭の画像はVLTの観測装置「FORS2」で取得したデータを使って作成されたもので、ESOから2021年5月10日付で公開されました。

本記事は2021年5月22日公開の記事を再構成したものです。

 

文/ソラノサキ 編集/sorae編集部

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参考文献・出典