ロシアのタス通信は4月1日、ロシアの新型ロケット「アンガラA5」の2号機の打ち上げが、2016年の後半へ延期されると報じた。
これは産業界筋が同紙に語ったもので、「アンガラA5の2号機の打ち上げ予定は変更され、現時点で2016年の第3四半期の終わりから第4四半期の始めごろ(筆者注: 9月終わりから10月始め)に予定している」とのことだ。
以前、同機の打ち上げは2016年前半に予定していると報じられていた。延期の理由は明らかにされていない。
アンガラはロシアの新型ロケットで、機体の構成を組み替えることにより、小型ロケットから大型ロケットまで変化させることができるという特徴をもつ。2014年7月9日に小型ロケット構成のアンガラ1.2が、また12月23日には大型ロケット構成のアンガラA5が打ち上げに成功している。1号機は試験打ち上げであったため人工衛星を模した質量2tの重りが搭載されたが、2号機では実際に軍事衛星が搭載されるという。
アンガラの運用が軌道に乗れば、小型ロケットのロコットや、大型ロケットのプロトンMを代替することが予定されている。
■ТАСС: Космос - Очередной пуск тяжелой "Ангары" отложен на несколько месяцев
http://tass.ru/kosmos/1871318