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スペース・エクスプロレーション・テクノロジーズ(スペースX)社は14日、7月に打ち上げたファルコン9ロケットで行った、第1段の着水試験の様子を、飛行機から撮影した映像を公開した。

これは今年7月14日、オーブコム社の通信衛星OG2を6機搭載して打ち上げられた際に行われたもの。着陸脚の展開と大西洋上への着水には成功したものの、その後第1段自体は失われ、回収はできなかった。

映像では、青空と雲を背景にファルコン9の第1段が降下し、そして海面上でロケットエンジンに点火、水しぶきを上げ、ゆっくりと安定して着水する様子が収められている。残念ながら、このあとカメラが機体を見失い、着水後に海面に倒れるところまでは映っていない。

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同社ではファルコン9の飛行機のように運用できるよう、機体の再使用化や、地上への軟着陸といった技術の開発を進めている。

今回の試験では、着水時の衝撃が想定より強く、第1段は破壊され回収はできなかったものの、必要なデータはすべて取得できたという。また今年4月の打ち上げでも第1段の回収試験を試みているが、この時も着水まではうまくいき、映像やデータは取得できたものの、海面が荒れていたことで機体が破壊され、回収には失敗している。

ただし、両打ち上げの主目的は、あくまで搭載していた衛星を所定の軌道に投入することであり、第1段の回収は「ついで」でしかない。また第1段を制御して再突入させ、着陸脚を展開しつつ着水まで持っていく過程はうまく行っており、試験としては十分と言えよう。スペースX社では今年中に陸上への着陸を行うことを狙っており、この一連の教訓が活かされることになるだろう。

なお、8月26日に予定されているアジアサット6の打ち上げにおいては、ファルコン9の持つ能力をフルに発揮する必要があり、第1段の回収を行う余裕がないため、着陸脚の搭載や第1段の着水試験は実施されない。その次の9月に予定されているドラゴン補給船運用4号機の打ち上げでは再び実施される見通しで、より質の良い映像を取得するため、レンズへの着氷防止などの改良が施されたカメラが搭載されるという。

また、『フロリダ・トゥデイ』紙などが報じたところによれば、スペースX社はもう着水試験を行うつもりはなく、次は海上に艀を浮かべ、その上に着陸させることを狙っているという。

 

■Falcon 9 First Stage Reentry Footage from Plane – YouTube
http://www.youtube.com/watch?v=uIlu7szab5I

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