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地球低軌道(LEO)に配備された安全保障用の衛星コンステレーションの想像図(Credit: DARPA)

小型衛星および衛星に搭載する科学装置の製造を行うブルーキャニオン・テクノロジーズ社(BCT)が、米国・国防高等研究計画局(DARPA)の「ブラックジャック計画」で最大2,650万米ドルを調達できる契約をしたことが明らかになりました。

ブラックジャック計画とは、高度2,000km以下の地球低軌道(LEO)に安全保障用の高速ネットワークを構築するために必要な技術を確認するべく、小型人工衛星20基からなる「衛星コンステレーション」を構築し、デモンストレーションを行うプログラムです。

BCTは同社が開発した商用衛星バス「X-SAT」(約150kg)をブラックジャック計画用にカスタマイズし、高度な電気推進システムや発電システム、コマンドやデータの送受信および処理を担う「コマンド&データハンドリングシステム」、通信システム、さまざまな軍事用の機器を取り付け可能にするインターフェースを搭載します。

ブラックジャック計画は、商用衛星バスおよび機器の要件定義と予備的な設計を行う「フェーズ1」、2基の小型衛星用の衛星バスや機器の開発を行う「フェーズ2」、2基の小型衛星の打ち上げと残る18基の配備を計画する「フェーズ3」という3つのフェーズに分かれています。今回DARPAとBCTの間で交わされた契約はフェーズ3に相当します。

なお、BCTは2020年6月にも最大で1,410万米ドルを調達できる契約をDARPAと結んでいます。BCTによると、2021年中に4基の商用衛星バスを開発し、2022年末までに残る6基の開発を始めることが予定されています。

 

 

Image Credit: DARPA
Source: SPACENEWS
文/Misato Kadono

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