【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡とジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が捉えた渦巻銀河「NGC 1566」の合成画像です。NGC 1566は、明るく輝く中心部から2本の渦巻腕が力強く伸びる姿を持ち、海外では「Spanish Dancer」(スパニッシュダンサー、スペインのダンサー)の愛称でも呼ばれています。

Source
  • Image Credit:NASA, ESA, CSA, STScI, Janice Lee (STScI), Thomas Williams (Oxford), Rupali Chandar (UToledo), Daniela Calzetti (UMass), PHANGS Team
  • sorae - "スパニッシュダンサー" 渦巻銀河「NGC 1566」 ウェッブとハッブルで観測
  • STScI - Webb and Hubble’s Views of Spiral Galaxy NGC 1566

 

画像の左下から右上にかけては、ハッブル宇宙望遠鏡の「広視野カメラ3(WFC3)」で観測されたものです。可視光線で捉えられたNGC 1566は、星形成領域に密集する若い星々や、渦状腕に沿うダストレーン(ダークレーン)が鮮明に映し出されています。

いっぽうで、右上から左下にかけての部分は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ「NIRCam」と中間赤外線観測装置「MIRI」によるデータを用いた疑似カラー画像です。可視光で撮影したハッブルの画像とは異なり、この赤外線データによる画像は、ダストレーンに隠れていた領域や銀河内部の構造、さらに星形成領域の詳細などを浮き彫りにします。

 

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編集/sorae編集部

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