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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:ESO)

今回紹介するのは、さそり座の方向に位置する星形成領域「RCW 120」です。ESO(ヨーロッパ南天天文台)が2008年に公開した資料では、地球からの距離は約4200光年、泡状構造の直径は約10光年とされています。

画像中央付近にある高温で重い星は、強い紫外線を放っています。この紫外線によって周囲の水素ガスが電離し、Hα線と呼ばれる光を放ちます。この画像は、異なる観測データに色を割り当てて合成した疑似カラー画像で、電離した水素ガスの光は赤、泡の周囲に集まった冷たいガスと塵は青で示されています。

星形成領域「RCW 120」。電離した水素ガスの光を赤、泡の周囲に集まった冷たいガスと塵を青で示した疑似カラー画像です。青い部分は、APEX望遠鏡に搭載された観測装置「LABOCA」によるサブミリ波観測で捉えられました(Credit: ESO/APEX/DSS2/SuperCosmos/Deharveng(LAM)/Zavagno(LAM))
【▲ 星形成領域「RCW 120」。電離した水素ガスの光を赤、泡の周囲に集まった冷たいガスと塵を青で示した疑似カラー画像です。青い部分は、APEX望遠鏡に搭載された観測装置「LABOCA」によるサブミリ波観測で捉えられました(Credit: ESO/APEX/DSS2/SuperCosmos/Deharveng(LAM)/Zavagno(LAM))】

泡の縁で起きていること

RCW 120の泡が広がると、その勢いで周囲のガスや塵が押し集められ、密度の高い層が作られます。この層はいくつもの塊に分かれており、その中では若い星も確認されています。このことから、泡の膨張が新たな星の誕生を促したと考えられています。

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泡の周囲に集まった塵の温度は、マイナス250℃ほどしかありません。非常に冷たいため可視光ではほとんど見えませんが、サブミリ波で観測すると、塵が放つわずかな熱を捉えることができます。画像の青い雲状部分は、こうして見つかった冷たいガスと塵の分布を示しています。これらは、新しい星を作る材料になります。

 

編集/sorae編集部

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参考文献・出典

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