広告
広告
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)

そこに水があったことを示す球状小石の正体

アメリカ航空宇宙局(NASA)が公開している「Mars Perseverance Raw Images」では、火星探査車「Perseverance」が撮影したRAW画像を日々更新しています。今回ご紹介するのは、Perseveranceのミッション第229週にあたる2025年7月5日に撮影された1枚です。

※…2025年7月5日はPerseveranceのミッション1476ソル目にあたります。1ソル(Sol)は火星の1太陽日を指し、地球時間で約24時間40分に相当します。

Source

 

広告

今回の画像は、Perseveranceのロボットアーム先端に搭載されたカメラ「WATSON(ワトソン:Wide Angle Topographic Sensor for Operations and eNgineering)」によって、地面を接写したものです。

散在している灰青色の球状の小石は、直径数mm〜1cmほどです。これらは古代の湖底で鉱物が沈殿して固結し、湖水が失われた後に地表へ露出、、長年の風食で表面が滑らかに研磨されて形成されたコンクリーションだと考えられています。

角ばった岩石や粉じんが多い火星で、このような丸い小石が見つかるということは、過去に液体の水が比較的穏やかに存在した環境を裏づける重要な証拠なのです。

2004年にも同種の小石(通称:ブルーベリー)を火星探査車「オポチュニティ」が撮影し、大きな話題になりました。

Martian blueberries
【▲ 火星探査車「オポチュニティ」が撮影した「ブルーベリー」と呼ばれる火星上に存在する球体状の形成物(Credit: NASA/JPL-Caltech/Cornell/USGS)】

火星探査車Perseveranceとは

Perseveranceは、NASAが2020年に火星に送った探査車で、火星の地質や気候の調査、古代生命の痕跡の探索、将来の有人火星探査に向けた技術実証を目的としています。

火星探査車Perseveranceに搭載されている観測装置の位置を示した図。Mastcam-ZとSuperCamはどちらもPerseveranceのマスト、通称“ヘッド(頭)”と呼ばれる部分に搭載されている(Credit: NASA/JPL-Caltech)
【▲ 火星探査車Perseveranceに搭載されている観測装置の位置を示した図。Mastcam-ZとSuperCamはどちらもPerseveranceのマスト、通称“ヘッド(頭)”と呼ばれる部分に搭載されている(Credit: NASA/JPL-Caltech)】

 

編集/sorae編集部

火星の風景の関連記事

元記事を読む