
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:NASA)
今回は、天の川銀河の中心部がある「いて座」の景色をご紹介します。
この画像は約2万6000光年先にある天の川銀河の中心方向を捉えたもので、ハッブル宇宙望遠鏡が2009年10月~2012年10月にかけて取得したデータを使って作成されています。
Source
- Image Credit: NASA, ESA, Thomas Brown
- NASA - Hubble Probes the Archeology of Our Milky Way's Ancient Hub
渦巻銀河の中心部は星が集まってふくらんだようになっていて、天文学者はバルジと呼んでいます。
ハッブルの観測データからバルジにある太陽に似た恒星1万個分の動きを分析したところ、古い星よりも新しい星のほうが動きが安定していて、銀河中心の周りをより速く動いている様子がわかったということです。
冒頭の画像はNASA=アメリカ航空宇宙局が2018年1月11日付で公開したもので、2025年4月のハッブル宇宙望遠鏡打ち上げ35周年を記念して改めてNASAが紹介しています。
文・編集/sorae編集部