
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
【▲ 葉巻銀河M82の“銀河風”と磁場を示した合成画像(Credit: NASA/SOFIA/E. Lopez-Rodriguez; NASA/Spitzer/J. Moustakas et al.; hydrogen gas map from KPNO)】
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、スターバースト銀河「M82(葉巻銀河)」の合成画像です。灰色は可視光で見た星の分布、赤は「キットピーク国立天文台」がとらえた水素ガス、黄色は「成層圏天文台SOFIA」と「スピッツァー宇宙望遠鏡」がとらえた塵の輝きを示しています。
Source
- Image Credit: NASA/SOFIA/E. Lopez-Rodriguez; NASA/Spitzer/J. Moustakas et al.
- sorae - 銀河の風は磁場をも動かす。NASAの空中天文台が葉巻銀河の銀河風を観測
M82はおおぐま座の方向、地球から約1200万光年に位置する近傍のスターバースト銀河で、激しい星形成活動で知られています。星形成に伴って中心部からガスや塵が吹き上がる“銀河風”が生じることでも注目されてきました。

銀河の中央付近の、印象派画家の筆使いのようにも見える流線は、偏光観測から導いた磁場の向きを可視化したものです。解析の結果、銀河中心から立ち上がる銀河風は磁場に沿って流れ、磁場そのものも銀河円盤に対して垂直方向に2000光年以上にわたり引きずられていることが示されました。さらに、この風が銀河の外へ運び出す物質の総量は、太陽5000万~6000万個分に相当すると見積もられています。
このような“物質と磁場の輸出”は近傍宇宙だけでなく初期宇宙でも起きていた可能性があり、銀河間空間への物質・磁場の供給源として、銀河の進化に重要な役割を果たしたと考えられます。
編集/sorae編集部
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