
(引用元:NASA)
ロケットの噴煙を背に、宙を舞う1匹のカエル。
今から13年前の日本時間2013年9月7日、NASAの月探査機「LADEE(Lunar Atmosphere and Dust Environment Explorer)」の打ち上げを記録した写真に、その姿が偶然写り込みました。

撮影したのは、発射台の近くに設置された、音を検知するとシャッターが切られるリモートカメラです。複数台のうち1台が撮影した1コマに、宙を舞うカエルの姿が写り込んでいたのです。NASAによると、当時の撮影担当チームは、画像に写っているのが実際のカエルであることを確認した一方で、撮影後のカエルの状態については「不明」としています。

なお、打ち上げが行われたNASAワロップス飛行施設は、アメリカ・バージニア州の大西洋沿岸に位置し、周辺には湿地が広がっているため、カエルが発射台付近に入り込んだ可能性もあります。
月へ向かった探査機「LADEE」
LADEEは日本時間2013年9月7日12時27分、「ミノタウロスV(Minotaur V)」ロケットで打ち上げられました。ワロップス飛行施設から月探査機が打ち上げられたのはこれが初めてで、ミノタウロスVにとっても初飛行でした。
LADEEの目的は、月を包む極めて希薄な気体の層「外気圏」と、月面上空に存在する塵を調べることでした。地球を3周する楕円軌道を経て、打ち上げから約30日後の2013年10月6日に月周回軌道へ入り、同年11月には月面からの高度約20~60kmを飛行する観測軌道へ移行しました。その後の観測では、月の外気圏を構成する主な気体がヘリウム、ネオン、アルゴンであることや、微小隕石の衝突によって月面上空に塵が放出されていることが明らかになりました。
主要な科学観測を終えたLADEEは、月の裏側へ落下するように軌道が調整され、日本時間2014年4月18日に月面へ衝突してミッションを終えました。その後、NASAの月周回衛星「ルナー・リコネサンス・オービター(LRO)」が撮影した画像から、衝突地点は月の裏側にある「Sundman Vクレーター」の東側の縁だったことが特定されています。
編集/sorae編集部
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参考文献・出典
- NASA - LADEE Frog Photobomb
- NASA - LADEE Launches From NASA Wallops
- NASA - LADEE Liftoff!: The Journey Begins
- NASA - What is LADEE, the Lunar Atmosphere and Dust Environment Explorer?
- NASA - NASA's LRO Spacecraft Captures Images of LADEE's Impact Crater










