【SAPOD】今日の「宇宙画像」紹介です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)


こちらは、NASAの木星探査機「ジュノー(Juno)」に搭載された可視光カメラ「JunoCam」が取得したデータをもとに、市民科学者のKevin M. Gill氏が画像処理した木星の北極域です。

使用された観測データは、2025年5月8日に行われたジュノーの72回目の木星フライバイ(近接通過)である「PJ72(Perijove 72)」の際に取得されました。

Source
  • Image Credit: NASA/JPL-Caltech/SwRI/MSSS/Kevin M. Gill © cc by
  • NASA - Jupiter - PJ72-25

 

通常よく見かける強調色の木星画像とは異なり、人間の目で見た色に近い自然色で再現されています。ただし、雲や渦などの気象パターンを見やすくするために、コントラストがやや強調処理されています。

なお、NASAのジェット推進研究所(JPL)によると、ジュノーのミッションは2度の延長を経て2025年9月のPJ76までの運用が予定されています。木星の多様な姿を詳細に伝えてくれた探査ミッションも、残すところわずかとなりました。soraeでは引き続きジュノーに注目し、木星の画像を紹介していきます。

 

編集/sorae編集部

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