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【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

この不思議な形状をした天体は「赤い長方形星雲(Red Rectangle Nebula、HD 44179)」と呼ばれる、いっかくじゅう座の方向に位置する原始惑星状星雲です。

 

原始惑星状星雲とは、太陽に近い質量を持つ恒星が寿命の最終段階に差しかかり、恒星風によってガスや塵を吹き出し、その物質が星の光に照らされて輝く姿を指します。赤い長方形星雲はその典型例のひとつで、星雲を形成している星はすでに多くの外層を失い、終末期を迎えつつあります。

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中心部には2つの恒星が連星を成して存在しており、その周囲をドーナツ状の塵円盤が取り巻いています。この円盤が“遮光板”のように働くことで、光がX字状に漏れ出し、独特のパターンを描き出していると考えられています。

赤い長方形星雲(Red Rectangle Nebula、HD 44179)
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した「赤い長方形星雲(HD 44179)」。連星と塵円盤が生み出す不思議なX字模様をしている(Credit: ESA/Hubble and NASA)】

この画像は、ハッブル宇宙望遠鏡の掃天観測用高性能カメラ(ACS)が3つのフィルターを用いて取得したデータから作成され、2010年6月に公開されました。

近年では、アルマ望遠鏡(ALMA)による2023年の観測で、連星を取り巻く塵円盤が「非常に薄い構造」であることなどが判明しており、今後はジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡(JWST)による星雲内部の炭素系分子や有機ダストの分布を調査する計画が進められています。

 

編集/sorae編集部

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