【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:NASA)


こちらは、NASAのジェット推進研究所(JPL)が2010年2月16日に公開した火星表面の疑似カラー画像です。火星探査車「オポチュニティ(Opportunity)」が、ミッション2144ソル目(2010年2月3日)に撮影しました。

Source
  • Image Credit: NASA/JPL-Caltech/Cornell
  • NASA JPL - Chocolate Hills Rock

 

画像の上部に見える暗い部分は、直径約10mの「コンセプシオン(Concepcion)」と呼ばれるクレーターです。その縁には、やや四角い形状で亀裂の入った特徴的な岩があります。パン一斤ほどの大きさのこの岩は「チョコレート・ヒルズ(Chocolate Hills)」と名付けられています。

チョコレート・ヒルズの表面には、暗色の被膜のようなものがある部分と、そうでない部分が混在しています。これは、長期間の風化や水の影響によって変質した可能性があるほか、コンセプシオンを形成した隕石が衝突した際に、その衝撃で岩の一部が溶けて再び凝固し、被膜のようなものが形成されたとも考えられています。

【▲ チョコレート・ヒルズの拡大写真。オポチュニティがミッション2147ソル目に撮影(NASA/JPL-Caltech/Cornell University)】

関連記事

 

編集/sorae編集部

元記事を読む