
【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
【▲ ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した銀河団「Abell 68」。一部分を拡大した枠内には、ゲーム『スペースインベーダー』のキャラクターを思わせる形にゆがんだ遠方銀河の重力レンズ像が示されている(Credit: NASA, ESA, and the Hubble Heritage/ESA-Hubble Collaboration; Acknowledgment: N. Rose)】 
【▲ 重力レンズ効果で生じた遠方渦巻銀河の像の拡大図。オレンジ色の“目”が二つ並んだような明るい部分と、その周囲を取り巻く弧状の構造が、『スペースインベーダー』のキャラクターの顔のように見えるとNASAが解説(Credit: NASA, ESA, and the Hubble Heritage/ESA-Hubble Collaboration; Acknowledgment: N. Rose)】
(引用元:NASA)
こちらは、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した銀河団「Abell 68」周辺の広視野画像です。黒い宇宙空間の中に大小さまざまな銀河が散りばめられ、大小さまざまな形状の銀河を確認することができます。この中には、NASAが『スペースインベーダー』のキャラクターに似ていると紹介した遠方銀河の像がひっそりと紛れ込んでいます。どこにあるかわかるでしょうか?
Source
- Image Credit: NASA, ESA, and the Hubble Heritage/ESA-Hubble Collaboration; Acknowledgment: N. Rose
- NASA - Gravitational Lens Creates Cartoon of Space Invader

その銀河は、画像左上川に位置した、オレンジ色の「目」が2つ並んだような形に引き伸ばされた遠方の渦巻銀河です。この奇妙な形は、手前側にある銀河団の強い重力が、さらに奥にある銀河からの光の通り道を曲げた「重力レンズ効果」によるものです。

重力レンズとは、手前にある天体(レンズ天体)の質量によって時空がゆがむことで、その向こう側にある天体(光源)から発せられた光の進行方向が変化し、地球からは像がゆがんだり拡大して見えたりする現象です。
この画像では、地球から約20億光年先にある銀河団Abell 68の強い重力場によって、そのさらに奥にある銀河の光が増幅・変形させられた結果、“スペースインベーダー”のような形状の像が生まれたのです。
スペースインベーダーに似ているかどうかはさておき、重力レンズ効果によって、この銀河を含むいくつもの遠方銀河の姿が弓なりに引き伸ばされたり、ちぎれたように分かれて見えたりと、さまざまな像に変形して映し出されています。
編集/sorae編集部
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