【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)


こちらは、soraeが2020年1月8日の記事内で紹介した『太陽系外惑星「TOI 700 d」の想像図』です。

Source
  • Image Credit: NASA's Goddard Space Flight Center
  • sorae - 生命存在に最適な環境かもしれない系外惑星。100光年先に見つかる

 

TOI 700 dは、アメリカ航空宇宙局(NASA)のTESS(※)によって発見された地球サイズの太陽系外惑星で、南天の「かじき座」の方向およそ100光年先に位置しています。主星である赤色矮星「TOI 700」を37日半ほどで公転する軌道を描いており、TOI 700のハビタブルゾーン内にあるとみられています。

表面温度は摂氏マイナス4度ほどと推定されていますが、これは大気の存在を考慮しない場合の値です。もしもTOI 700 dに適度な大気が存在していれば、その表面には液体の水が存在している可能性があります。

また、大気の状態や磁場の影響なども研究対象となっており、地球に似た環境の可能性があることから、今後の観測に期待が寄せられています

※⋯TESS(Transiting Exoplanet Survey Satellite:テス)は、NASAが打ち上げた宇宙望遠鏡で、主に太陽系外の惑星をトランジット法を用いて発見・観測するために設計され、全天を対象に広範な惑星探索を行っています。

 

編集/sorae編集部

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