【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは、soraeが2023年11月22日の記事内で紹介した『渦巻銀河「IC 342」』です。欧州宇宙機関(ESA)の「ユークリッド宇宙望遠鏡」の「可視光観測装置(VIS)」と「近赤外線分光光度計(NISP)」で取得したデータをもとに作成されました。
Source
- Image Credit: ESA/Euclid/Euclid Consortium/NASA, image processing by J.-C. Cuillandre (CEA Paris-Saclay), G. Anselmi
- sorae - ESAのユークリッド宇宙望遠鏡が撮影した“隠された銀河”「IC 342」
渦巻銀河「IC 342」の見かけの大きさは満月と同じくらいありますが、地球からは観測するのが難しいようです。その理由は、地球からはIC 342が天の川銀河の銀河面……別の言い方をすれば天の川の近くに見えるから。銀河面には数多くの星々や星間ガス、可視光線を遮る暗い塵などが集まっているので、同じ方向のより遠くにある天体の観測は難しくなります。そのため、IC 342は「Hidden Galaxy(隠れた銀河、隠された銀河)」とも呼ばれています。
文・編集/sorae編集部