【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
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今回は、ジェイムズ・ウェッブ宇宙望遠鏡が撮影した『わし星雲にある「創造の柱(Pillars of Creation)」』を振り返ります。
創造の柱は、「へび座」の方向約6500光年先にある「わし星雲」(Messier 16、M16)の一部にある柱のような形をしている暗黒星雲のことを指します。
左下から右上へと枝分かれしながら伸びる柱のように見える部分は、ガスと塵が集まってできた冷たい分子雲です。分子雲では、物質が高密度に集まった部分が自身の重力で崩壊することで、新しい星が形成されます。
柱のすぐ外側では、この領域で新たに形成された星々が輝いています。
ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ(NIRCam)と中間赤外線装置(MIRI)で撮影された「創造の柱」
ウェッブ宇宙望遠鏡の中間赤外線装置(MIRI)で撮影された「創造の柱」
ウェッブ宇宙望遠鏡の近赤外線カメラ(NIRCam)で撮影された「創造の柱」
ハッブルとウェッブで撮影した創造の柱の比較動画
YouTubeチャンネル「HubbleWebbESA」では、ハッブル宇宙望遠鏡が撮影した創造の柱と、ウェッブ宇宙望遠鏡のMIRIとNIRCamで撮影した3枚の画像を比較した動画を2023年に公開しています。
文/sorae編集部