【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)

(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)

Source
  • Image Credit: ESA/Hubble & NASA, H. Nayyeri, L. Marchetti, J. Lowenthal
  • sorae - ハッブル宇宙望遠鏡で撮影した“くじら座”のアインシュタインリング

 

こちらは、soraeが2024年1月7日の記事内で紹介した『遠方の銀河「HerS J020941.1+001557」』です。

欧州宇宙機関(ESA)によると、このリング状の天体は今から約110億年前の宇宙に存在していたとされる銀河「HerS J020941.1+001557」(ASW0009io9、略して「9io9」とも)の像で、地球との間に位置する銀河がもたらした重力レンズ効果を受けています。

重力レンズとは、手前にある天体(レンズ天体)の質量によって時空間が歪むことで、その向こう側にある天体(光源)から発せられた光の進行方向が変化し、地球からは像が歪んだり拡大して見えたりする現象です。HerS J020941.1+001557の場合、リングの中央に見えている約20億光年先の楕円銀河「SDSS J020941.27+001558.4」による重力レンズ効果によって、像がリング状に歪んで見えています。このように重力レンズによってリング状になった天体の像は、一般相対性理論にもとづいて重力レンズ効果を予言したアルベルト・アインシュタインにちなんで「アインシュタインリング」と呼ばれることもあります。

(元記事より引用)

 

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