
世界宇宙飛行の日って何?
世界宇宙飛行の日(International Day of Human Space Flight)は、1961年4月12日に旧ソビエト連邦のユーリ・ガガーリン宇宙飛行士が、人類で初めて宇宙へ飛び立ったことを記念する日です。彼は宇宙船「ボストーク1号」に搭乗し、地球を約108分で1周する歴史的な飛行を成し遂げました。この出来事は、宇宙開発競争の中での大きな成果であり、人類の宇宙探査の新たな時代の幕開けを告げるものでした。

この歴史的な日を記念して、2011年に国連総会は4月12日を「国際有人宇宙飛行の日」と正式に制定しました。また、ロシアでは「宇宙飛行士の日」として広く祝われ、世界各地でも宇宙に関連するイベントが開催されます。さらに、世界の宇宙愛好者たちは「ユーリ・ナイト(Yuri’s Night)」と呼ばれるイベントを開き、宇宙探査の発展と未来について語り合います。
人類が宇宙へ飛び立ってから60年以上が経ち、現在では宇宙旅行や火星探査計画など、宇宙開発の進歩は目覚ましいものがあります。しかし、その第一歩を踏み出したガガーリンの偉業は、今もなお宇宙探査の象徴として語り継がれています。世界宇宙飛行の日は、科学技術の進歩を祝うとともに、未来の宇宙探査への夢を育む日でもあるのです。
世界宇宙飛行の日の知名度
スカパーJSAT株式会社は、4月12日の「世界宇宙飛行の日」に合わせ、全国の男女が宇宙や宇宙に関連するさまざまなテーマに対してどのような意識やイメージを持っているのかを把握するため、2021年にインターネットを通じて「世界宇宙飛行の日」に関する調査を実施しました。
※…調査対象は、全国の15歳~69歳の男女1,000名。調査協力会社はネットエイジア株式会社
調査対象者全員に「4月12日は“世界宇宙飛行の日”であることを知っていたか」と質問したところ、知っていた人の割合はわずか4%にとどまりました。(スカパーJSAT調べ)
文・編集/sorae編集部
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参考文献・出典
- Image Credit: NASA/NOAA/GOES Project
- Source: スカパーJSAT / ネットエイジア:宇宙に関する意識調査2021(PDF)