チェコのゲームメーカー、ボヘミア・インタラクティブ・スタジオ(BIS)は17日、火星探査シミュレーションゲーム『Take On Mars』を、早ければ8月1日にも発売すると発表した。

BISはOperation Flashpoint: Cold War CrisisやARMAといった軍事ファースト・パーソン・シューティング(FPS)ゲームを多数手掛けている会社で、同ゲームを基にしたソフトが世界各国の軍で戦場シミュレーターとして使われているほど、きわめてリアルな内容から世界中で高い評価を得ている。

『Take On Mars』は6月に開催されたゲームイベントE3 2013で発表された火星探査シミュレーターで、宇宙機関の視点から火星探査計画を立案、実行したり、決められたミッションに沿って火星探査ローバーを操縦したりといったことが楽しめる。軍事FPSとはまったく毛色の異なるゲームではあるが、その硬派さは受け継がれており、例えばローバーはカメラやロボットアームといった部品一つから壊れるようになっていたり、また予算の概念もあり、マップは実際の火星探査機から得られた情報を基に描写がなされている。予告動画を見る限りでは、NASAのフェニックスやキュリオシティを基にした火星探査機が登場するようだ。

『Take On Mars』は8月1日からSteamで早期アクセス版の提供が始まる予定となっている。早期アクセス版とはいわゆるオープンベータ版のことで、開発途中のゲームを遊び、感想やバグなどの情報を送ることで、正式な製品版の開発に向けた手助けができるというものだ。早期アクセス版の価格は12.99米ドル。対応プラットフォームはPCのみ。

現在日本語版Steamにも同ゲームのページが用意されていることから、日本からのプレイも可能と思われる。

 

■New gameplay trailer for Take On Mars
http://www.bistudio.com/english/home/news/projects/386-new-gameplay-trailer-for-take-on-mars

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