ロシア連邦宇宙局はモスクワ夏時間7月2日6時38分(日本時間11時38分)、ロシア衛星測位システム「グロナス(GLONASS)」の衛星、「グロナスM(Glonass-M)」3基を載せたプロトンロケットを、カザフスタン・バイコヌール宇宙基地から打ち上げたが、打ち上げ直後にロケットが制御不能に陥り、空中で分解しながら地面に墜落した。
ロシア連邦宇宙局によると、プロトンロケットは打ち上げの約17秒後に問題が発生し、エンジンが緊急停止され、発射台から約2.5km離れた場所に墜落し、爆発した。今のところ、けが人は確認されていないという。ロシア連邦宇宙局は既に調査委員会を設置し、今後の対応と失敗原因の特定を急いでいる。
プロトンロケットの前回の打ち上げ失敗は2012年12月の通信衛星ヤマル402で、それからわずか7ヶ月しか経過していない。また、公開された打ち上げの中で、打ち上げ時にロケットが爆発するほどの大失敗は、2007年1月のゼニート3SLロケット以来となる。
■О пуске ракеты-носителя «Протон-М»
http://www.roscosmos.ru/main.php?id=2&nid=20191