【SAPOD】今日の「宇宙画像」です。soraeが過去に紹介した特徴的な画像や、各国の宇宙機関が公開した魅力的な画像、宇宙天文ファンや専門家からお寄せいただいた画像を紹介しています。(文末に元記事へのリンクがあります)
(引用元:sorae 宇宙へのポータルサイト)
こちらは「さいだん座(祭壇座)」の方向、約7800光年先に位置する球状星団「NGC 6397」の中心部に存在すると考えられている複数のブラックホールを再現した動画(※)です。この動画で描かれているブラックホールは、質量が非常に小さく、現在稼働している宇宙望遠鏡や将来計画されている新型宇宙望遠鏡でも直接撮影することは困難とされています。
※…冒頭の画像は動画の一部を切り出した静止画。以下にYouTube動画があります。
Source
- Image Credit: ESA/Hubble, N. Bartmann, NASA, ESA, and G. Bacon (STScI), ESA/Euclid/Euclid Consortium/NASA, image processing by J.-C. Cuillandre (CEA Paris-Saclay), G. Anselmi
- ESA/Hubble - Artist’s Impression of the Black Hole Concentration in NGC 6397
近年の研究や観測により、いくつかの球状星団の中心部にブラックホールが存在する可能性が指摘されています。soraeでは、2021年7月6日の記事で、球状星団「パロマー5」の中心部に予想を上回る数のブラックホールが存在する可能性を示した研究成果を紹介しました。なお、パロマー5には太陽の約20倍の質量を持つ恒星質量ブラックホールが100個以上存在するかもしれません。
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編集/sorae編集部