ISSに到着したロシアの補給船「プログレスMS-29」で異臭と飛沫を確認

アメリカ航空宇宙局(NASA)は日本時間2024年11月25日付で、国際宇宙ステーション(ISS)に到着したロシアの無人補給船「プログレス(Progress)MS-29」の船内で異臭と飛沫が確認されたことをXのISS公式アカウントを通じて明らかにしました。

宇宙飛行士が予想外の臭いと小さな飛沫を確認

国際宇宙ステーション(ISS)に接近する無人補給船「プログレス(Progress)MS-29」
【▲ 国際宇宙ステーション(ISS)に接近する無人補給船「プログレス(Progress)MS-29」(Credit: NASA+)】

プログレスMS-29は日本時間2024年11月21日21時22分にバイコヌール宇宙基地から打ち上げられ、2日後の日本時間2024年11月23日23時31分にISSロシア区画の小型研究モジュール2「ポイスク(Poisk)」にドッキングしました。

NASAがXに投稿したポストによると、到着後にロスコスモス(Roscosmos)の宇宙飛行士がISSとプログレスの船内を隔てるハッチを開放したところ、予想外の臭いと小さな飛沫が確認されたため、ハッチが閉じられました。ISSでは空気浄化装置と汚染物質センサーによる船内空気の清浄化と監視が行われていて、ISSの運用管制官はアメリカの現地時間2024年11月24日時点での船内空気の質は正常レベルだと判断しています。

また、アメリカの現地時間11月24日午後(日本時間11月25日午前)の時点ではハッチを再び開放するための作業が進められている他に、ISSにおけるその他の作業はすべて予定通り進められているということです。プログレスMS-29に関しては追加の情報が発表され次第お伝えします。【最終更新:2024年11月25日10時55分】

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文/sorae編集部 速報班 編集/sorae編集部

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