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こちらはアメリカの民間宇宙企業Maxar Technologies(マクサー・テクノロジーズ)が公開したISS(国際宇宙ステーション)の画像です。アメリカの現地時間2024年6月7日に同社の地球観測衛星「WorldView-3」を使ってISSから276km離れた位置から撮影されました。

【▲ Maxarが撮影・公開した国際宇宙ステーション(ISS)の画像。ISSの前方にあたる画像中央右下の「Harmony(ハーモニー)」モジュールにBoeing(ボーイング)の新型有人宇宙船「Starliner(スターライナー)」が係留されている様子が確認できる(Credit: Maxar Technologies)】
【▲ Maxarが撮影・公開した国際宇宙ステーション(ISS)の画像。ISSの前方にあたる画像中央右下の「Harmony(ハーモニー)」モジュールにBoeing(ボーイング)の新型有人宇宙船「Starliner(スターライナー)」が係留されている様子が確認できる(Credit: Maxar Technologies)】

公開された画像を見ると、日本実験棟「きぼう」や増設された太陽電池アレイといったISS各部の構成要素だけでなく、NASA(アメリカ航空宇宙局)の有人宇宙飛行ミッション「Crew-8」で使用されているSpaceX(スペースX)の宇宙船「Crew Dragon(クルードラゴン)」や、有人飛行試験ミッション「Crew Flight Test(CFT)」でISSに来訪したBoeing(ボーイング)の新型宇宙船「Starliner(スターライナー)」といった係留中の宇宙船や補給船の姿を確認することもできます。

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【▲ ISSの「Harmony(ハーモニー)」モジュールに係留されている新型宇宙船「Starliner(スターライナー)」を拡大した画像(Credit: Maxar Technologies)】
【▲ ISSの「Harmony(ハーモニー)」モジュールに係留されている新型宇宙船「Starliner(スターライナー)」を拡大した画像(Credit: Maxar Technologies)】

Maxarの衛星データ事業を担うMaxar Intelligenceは、地球の低軌道(高度200〜1000km)から静止軌道にわたって存在する宇宙物体の画像を撮影する非地球画像撮影(non-Earth imaging: NEI)をMaxarの衛星を使用して行っています。Maxarによると同社の衛星は6インチ(約15cm)未満の解像度で地球低軌道の宇宙物体を撮影することが可能であり、宇宙領域把握(Space Domain Awareness: SDA)、宇宙交通管理、衛星運用、それに国家安全保障に関わるミッションに対応できるということです。

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Source

文/出口隼詩 編集/sorae編集部

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